マイクロフイルム

マイクロフイルムは適切な保管環境であれば、セルロースエステルベースのフイルムで100年、ポリエステルベースのフイルムならば500年の期待寿命があると言われています。
実際に、官公庁の永久保存文書など、長期にわたって保管する必要がある記録に使われている実績のある媒体です。
一方で、閲覧にはマイクロフイルムリーダーが必要であり、特段のセキュリティを要する資料以外では、不便であることも事実です。
マイクロフイルムをスキャンして画像データーを作成することで、不便さを解消することができます。

マイクロフイルムの保管環境について
1980年代に一般的であったセルロースアセテートベースのマイクロフイルムは、 高温多湿環境下における劣化進行が著しく、数10年程度で読取り不能になってしまうことがわかっています。
一般オフィスや地下室、倉庫といった比較的条件の悪い環境でマイクロフイルムを保管されている場合は、 可読状況を定期的にご確認ください。

ロールフイルム

ロール状にリールに巻いたものです。 35mmと16mmフイルムの2種類があります。

フィッシュフイルム

シート状のフイルムに複数コマを記録したものです。 60コマや98コマのものがよく使われます。

ジャケット

ロールフイルムを数コマづつ切り離して透明のジャケットに入れたものです。 35mmでは2段、16mmでは4段や5段が良く使われます。

アパ-チュアカード

35mmのロールフイルムを1コマづつ切り離してカードに入れたものです。 カードにはタイトルや詳細を書き込む欄があるので、1コマづつコメントを入れることができます。

データー化について

フイルムをスキャナでスキャンして画像データーを作成し、コンピュータ上で管理が行え、保管スペースの削減や検索効率の向上が図れます。
デュープフイルム(参照用フイルム)の代用から、オリジナルの完全置き換えまで、ご相談下さい。